FC2ブログ

ヴィルサラーゼとルーディン指揮新日本フィルの協奏曲

エリソ・ヴィルサラーゼが協奏曲3曲を、ルーディン指揮新日本フィルと弾く演奏会を聞いてきました。

モーツァルトの15番、ベートーヴェンの2番、後半はショパンの1番という素敵なプログラム。

ヴィルサラーゼの演奏を聞いているとその背後にあるロシアのピアニズムの厚さ、深さを改めて思い知らされます。

今回はこれまで正直あまり好きではなかった(笑)モーツァルトの第15番がこんなに良い曲なのかと思いました。オーケストラとの対話も愉しく、特に第3楽章は愉悦!前回のすみだでのリサイタルも聞きましたが、この時もモーツァルトのソナタが素晴らしかったです。余談ですが、以前インタビューを本で読んだときモーツァルトの大切さについて述べていました。ヴィルサラーゼの御祖母さんも有名なピアノ教師で、ポゴレリッチの師もたしか生徒だったのではなかったでしょうか?

ベートーヴェンの2番は、師匠レーゼルも得意の曲でザンデルリンクとの名演など聴きましたが、ヴィルサラーゼはより積極的な表現でこの曲のみずみずしさを浮き立たせていました。オーケストラから抜けてくるピアノの音、すごいです。

ショパンの1番は、甘さの全く無い、厳しい表情が良いですね。調味料を使わず、素材そのものに対峙した得た表現とでもいうべきでしょうか?第1楽章ではホルンやファゴットのソロにピアノが下に回ってみる(楽譜をみれば当然そうなるのに、なかなかこういう演奏はないと思います)箇所があり面白かったです。第3楽章はもう弾ける弾ける!すごい勢いでオーケストラを引っ張っていきます。

ルーディンは名前も今回はじめて知りましたが、様式感ある指揮に感心しました。
ショパンの協奏曲の第1楽章冒頭の四分音符の長さ、切り方が絶妙で発想表示のマエストーゾを生かした曲作り。
ここだけ聞いてもでも只者ではないと感じました。

充実の演奏会でした。
ありがとうございました!

DVC00384.jpg



スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する