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コジマの日記

ワーグナーの妻、コジマの日記。大作です!1870年6月から1871年10月で661ページ!第2巻で最も有名かつ感動的な部分は1870年12月25日、コジマの誕生日の記述で、いわゆるジークフリード牧歌がコジマのために奏されたシーンでしょう。トリープシェンの館の階段にチューリッヒトーンハレの15人が陣取って、コジマが目覚める前に演奏したというのは有名な話ですが、昼にワーグナーの友人ズルツァー博士が来るともう一度演奏されたそう...

「バッハから広がる世界」

樋口隆一先生の「バッハから広がる世界」(春秋社)何度読んだことか・・・バッハと主にシェーンベルクについての文章です。バッハとシェーンベルクの繋がりは本当に興味深く、面白いんです。面白いので、私などは8月にこの曲たちでリサイタルをしてしまうくらい!(笑)是非ご一読をお勧めします。公演情報■7月28日(土) レクチャー「ピアノでたどる音楽史~私の山の登り方」 [ところ] すみだトリフォニー練習室1[開演] 14時[...

「ギリシャ神話を知っていますか?」(阿刀田高著、新潮文庫)

「ギリシャ神話を知っていますか?」(阿刀田高著、新潮文庫)阿刀田さんの連載が最近の楽しみです(日本経済新聞朝刊の私の履歴書)。昨日は、「ギリシャ神話を知っていますか?」のことについて書いておられました。そうえば、うちの本棚にもあったな~と思出し探してみると、「ギリシャ神話を知っていますか?」と「新約聖書を知っていますか?」がありました。どんな本だったか記憶が定かでないので、再読。カッサンドラのこと...

「蝶々夫人と日露戦争~大山久子の知られざる生涯」(萩谷由喜子著、中央公論新社)

「蝶々夫人と日露戦争~大山久子の知られざる生涯」(萩谷由喜子著、中央公論新社)プッチーニのオペラ「蝶々夫人」の成立秘話と、それに関わった駐イタリア特命全権日本公使の大山綱介の妻・大山久子(1870~1955)の物語が中心ですが、大山綱介は日露戦争で多大な貢献をした人物でもあり、「蝶々夫人」の初演での失敗と再演での成功は戦時情勢と密接な関連があったそうです。音楽と国際情勢のつながりを鮮やかに浮き彫りにしてい...

「知の体力」(永田和弘著新潮新書)

「知の体力」(永田和弘著新潮新書)失礼ながら、永田さんのお名前は初めて知りました。新聞広告で本の存在を知り、たまたま丸善で見かけ購入。とくにかく読んでみてください!私はビビビッと来てしまいました。一ヵ所だけ。数学者・岡潔の授業のことが書いてあり、授業の中で岡先生は黒板に数式を書いたまま考え込んだりしていたとか。こういう姿を見た学生は、具体的なことを教わること以上に何か大切なものを感じるのではないか...